尾花沢市は花笠踊り発祥地であり、「おばなざわ花笠まつり」は県内の夏祭りの最後を飾る盛大な祭で、毎年八月二十七・二十八日に行われます。
二十七日は神輿や囃子屋台などのまつり行列、二十八日は花笠踊り大パレードを開催します。
三千人を超える踊り手が豪快華麗な伝統踊りを披露し、街中が花笠一色に染まります。
歴史を遡ると、大正八年灌漑用水の「徳良湖」を築堤の際、唄われた歌が現在の「花笠音頭」の元歌となり、働いていた作業員がかぶっていたスゲ笠で振り付けたのが花笠踊りの始まりと言われております。
現在は伝統5流派の踊りが伝承されています。大きな笠がダイナミックに廻る笠回しは圧巻です。